経営戦略:ライオン、副業で働く人材の募集開始

 他企業で働く社員等を対象に、新規事業立ち上げ要員として、副業で働く人を募集し始めました。形式は業務委託で勤務日数は週1からとの事。

 過去の終身雇用的働き方は、被雇用者に収入安定性を提供するものの、1度脱線すると正社員になかなかなれなく、培うスキルは社内で通用する非汎用的スキルであり、この企業と労働者とのミスマッチ状態がメンタル問題・日本企業の生産性の原因の1つだったと思います。

 最近は大企業が副業を続々解禁し始めています。副業解禁メリットは下記が考えられます。

個人のメリット:
・他の会社でも通用する汎用的スキルが身につく。転職や起業も視野に入れる等自身の能動性と可動生を獲得できる。
・副業での経験が本業でも活かせる。
・収入増加
・潜在的能力に気がついたり、開花させるチャンス

会社のメリット:
・どの会社でも社会変化に対応していくにはクイックな社内変革が必要。それには社内常識をリセットする柔軟性とアイデア、情報力を持つ人材が必要。例えばベンチャー起業での副業経験社員は、0→1経験を新規事業立ち上げや変革に有用。

社会のメリット:
・仕事時間は人生の大部分を占めています。1人1人が働き方や今後の方向性を自分でコントロールできるようになるということは、社会の幸福度を向上させると言えます。

 今後、副業解禁の流れは中小企業にも進み、徐々に上記メリットを実際に体感できるようになるでしょう。
 ただ、今回、社内の副業解禁からさらに一歩進んで、副業で働く人材の外部募集を開始したという柔軟かつスピード感溢れるライオンのマネジメント力は素晴らしいですね。